特に近年は右肩上がりで増えている傾向があります。
(2018年発表︓厚生労働省)
お墓じまいをした全体の6割の人が150万円以下の費用がかかったと回答しています。
墓じまいの費用相場は50万円~100万円ほどだと言われています。
墓石の撤去代 閉眼供養
新しい納骨先 開眼供養
改葬許可証 埋蔵証明書 受入証明書
お寺へのお礼の気持ち、お布施
墓じまいをする35%がトラブルに遭遇していると言われています。
墓や故人に対してはそれぞれの思い入れがあり、
何の相談もなく撤去してしまうと快く思わない人もでてくるであろうため
必ず相談する必要があります。
まずは身近な人たちに相談しましょう。
親族の中からお墓の管理を引き受けてくれる人が現れる可能性もあります。
長年土地を貸してくれていたお寺にとっては墓じまいは『檀家が減る』ということです。
そのためスムーズに応じてもらえないケースも少なくありません。
「離檀料」は特にいくらというはっきりしたラインがないためにトラブルになりやすく、
『思っていたよりも高額だった』という調査結果もあります。
お寺は供養や清掃など管理を行ってくれています。
お世話になった住職に事前に相談するのが礼儀です。
予想以上に高額な撤去費用を請求される場合があります。
一般的に、公営の霊園以外の墓地では石材店と提携しているケースが多いため
選択の余地がありません。
お寺の住職がご存知な事も多いので、相談する中で撤去費用に関しても聞いてみても
いいかもしれません。
墓じまいするためにはいろいろな方へ連絡、お手続きをしなければなりません。
新しい埋葬先にもよりますが、約半年はかかると言われています。
②遺骨の新しい埋葬先を探し、決める。
③自治体・元の納骨先・新しい納骨先へ書類お手続き。
④遺骨を取り出すために石材店(施工業者)を決め、閉眼供養をしてもらう。
⑤新しい埋葬先に納骨する。
お墓は親族やご先祖のお骨が収められていたもので守り引き継いできたものです。
いざ墓じまいした後、後悔されるケースも多々あります。
・もう少しちゃんとしてあげればよかった。
・何等かお墓を残してあげれば良かった。
・永代供養後は他の人の遺骨と一緒になるため、何らかの事情があっても返却してもらうことができない。
・これではいけなかったのではないか…。
将来的に管理が難しくなるようであれば、無縁墓となってしまうより墓じまいをきちんと行うことは大切です。
後悔しないよう、相談をしながらある程度の時間をかけて進めて行くようにしましょう。
(拭き掃除、墓石拭き等)